星屑のシティ

芸術学生による妄想と現実です。

「記憶にございません!」

感想がツイッターの文字数にはいりきらないほど素晴らしすぎる映画だったのでブログに書き記しておこう!という動機で書いております。

 

ネタバレ表現があるのでご注意ください。

 

 

映画 「記憶にございません!」は中井貴一さんにときめく(オジ好き)女子大生のわたしにとって最高の映画だった。笑いに笑って、すっきりして映画館をあとにした。
 全体の感想は、とにかく本当に、笑った!すっきりした!だった。随所のコメディ要素に最後まで笑ってた。そして、在り来りな言葉だけど、心あたたまる、「いいものを見たなあ……」と思った映画だった。


俳優陣
 主演の貴一さんは、優しげな感じ、ドタバタが似合う感じ、ベテランの演技の安心感……良いところが出まくってた。わたしは、昔のドラマ「最後から二番目の恋」シリーズがめっっっっちゃくちゃ大好きで、中井貴一さんが演じた優柔不断で市役所員の「長倉和平」さんに未だに胸きゅんをしている身である。だから総理がニコッと笑うたびに胸がギューッとなり、ほんと、恋する乙女になるのである。ひかないで。大画面で中井貴一を見たのは初めてかもしれないので、心が踊った。
そしてなんといっても、総理の秘書役のおディーン様。男前でシュッとしてる。淡々とした話し方も、銀縁の細いフレームのメガネも、細身のスーツも似合いに似合ってる。もしかしたら裏切ったりする悪役なのかも?と思ったわたしが馬鹿でした。不倫こそすれ、総理の味方を貫いた……!!なぜか脳内で去年のドラマ主題歌の「テルミーワーイ!ワーイ!」(Echo)が鳴り響いてた。
あとは政治ゴシップを狙う役の佐藤浩市さんね!!ベテラン。映画でよく見る。笑う要素で女装もしちゃう。総理の部屋で貴一さんと二人、近めの距離で話すシーンは、ベテラン×ベテランの安心感もありつつ、「距離が近いぞ、けしからん、もっとやれ」モードが発動し、なぜか私の好みに刺さったシーンでした。
田中圭くん。特にファンという訳ではないけどめちゃくちゃに可愛かった。腕まくりの警官・ケイタナカは非常にかっこいいので、ちょっとでも、にわかでも田中圭を好きだな〜って人は劇場に行くべき。わたしは彼の腕の筋肉のために1800円なら払ってしまいます……。
「わたし、総理大臣なんですけど」「なら俺は地球防衛軍だな」って会話愛し過ぎませんか???

 


女優陣
それでは、叫びます。


\  吉田の羊さーーん!!抱いてーーー!!!! /

 


はい。ご清聴(ご精読?)ありがとうございました。記憶をなくしたまま部屋に訪れた総理の前で、もうバンバン脱ぐ。たじたじの総理に、「今日はそういう感じ? 坊やは何もしなくていいからね」(ニュアンス)なお姉さんモードになる。キャミソール姿で谷間見えてる。ありがとう、美脚。ありがとう、三谷映画。総理、1回でいいから場所変わって……。最近のお暇ドラマでは地味なお母さんだったのに、映画では色気を爆発させてきた吉田羊さんの沼は、わたしの目の前に広がっていくのでした。
 ゆりちゃんこと石田ゆり子さんも素敵でした。可愛い、綺麗、年取らない。(キムタクと結子さんのドラマ)プライドでは微妙な印象だったけど逃げ恥で好感度ぶち上がった女優さん。インスタでの優しい人柄も相まって、ずっと見ていたい。そりゃ総理も好みのタイプだろうな。うん、分かる。おディーン様に擦り寄る仕草が最高に可愛かった。妻にしたい。
斉藤由貴さん。ポンっと何気に言うセリフが存在感を放っていいスパイスになってるな、って感じがした。「ミスシャーロック」、「Queen」のドラマで最近知った女優さんで、ミスシャでの怖い役のイメージがあるから、もっともっとコメディしてる姿がみたい……。


あんまり劇場内で笑ったり手を叩いたりしないのが何となくのマナーなのが日本ですが、今日わたしが行った映画館は、笑い声が起きまくりでハッピーが溢れていました。付き合いで一緒に見てくれた母も楽しそうに笑っていたし、すごく幸せな2時間7分でした。
 これがエンターテインメントなんだな、やっぱり三谷幸喜さんは凄いなあ、そう思うばかりです。